「考える」ことを辞めた日本人に未来はあるのか?

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本日とあるツイートを見かけた。

「日本人は欧米諸国と比較してメディアの情報を鵜呑みにしている」というものだ。

ネタ元はなんだろう?と思ってTweetを漁ってみたところ、こちらのTweetを見つけた。なるほど、一応ネタ元はあるようで安心した。

メディアへの信頼度が高いだけに世論誘導されやすい日本 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

ニューズウィーク日本版で2年ほど前の記事である。また、この記事で用いられているデータは2010〜2014年の調査結果を元にされたものだ。調査自体は世界価値観調査というプロジェクトで行われており、特定のメディアで行われた調査ではない分、信頼性はそれなりにあるとみても良いだろう。

参考までに、世界価値観調査のデータはWVS Databaseで閲覧できるので、興味のある方は見てみると良いだろう。

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日本人がメディアの情報を鵜呑みにしているは本当か?

さてここからは僕の肌感覚の話だ。

先述した調査結果うんぬんは一切合切忘れていただきたい。

まず言っておきたいのは、僕は日本人はメディアの情報を鵜呑みにしていると思う、ということだ。僕は海外で暮らしたことはないので「日本人は」という主語は正確ではないかもしれないが、「少なくとも日本人は」メディアの情報を鵜呑みにしている。

そんなものは、メディアを見てみればすぐに分かる。

例えば、政治家の一部の発言だけを切り取ってメディアがいいように編集した映像を流すとする。ネット等の他のメディアも見ればその前後の趣旨も読み取ることができるが、テレビだけを見ていたのではテレビが見せたい姿でしか情報を受け取ることはできない。そして多くの日本人は、それを鵜呑みにしてやれ支持率だ、やれ辞任だとすぐに騒ぎ立てる。

別にこれはテレビ、雑誌に限ったことではない。

最近話題になることが多いネットニュース、特にフェイクニュースと言われるものでもそれは数字として顕著に表れている。テレビだろうが雑誌だろうがネットだろうが、「特定の情報源からしか情報を取得しない」、「信じたいもの」を「事実」として捉えてその他の都合の悪い真実は「見ない」というようなことが起こっている。

つまるところ、たくさんの情報を仕入れて自分の頭で考えるということをしていないのだ。

「考えない」日本人はこの先どうなるのか

この「考えない」ということはどういう悪影響を及ぼすのか。

僕は仕事の面で大きな差が出てきているように思う。いや、逆にこういう日本社会だからこそ「考えない日本人」が増えてしまったのかもしれない。僕は、「会社にしがみついている社員」がこの「考えない」人種にあたると考える。よく言われる「働かないオジサン」達のことだ。もしくは、口だけは達者な「働かないオバサン」と読み替えてもらってもいい。

僕の今の会社には幸いにもこういう人たちはいない(というかITのベンチャー企業だからそんなに年食った人自体がいない)のだが、僕が新卒で入った企業には当然のように一定数の働かないオジサンがいた。それは、管理職/非管理書屋問わず、だ。個人的には、このオジサンの気持ちはわからなくもない。年功序列で大した成果をあげなくても給料は上がるし、定年まで勤め上げれば退職金も出る。そもそも頑張って仕事をしたところで給料が上がることもない。

こうして「考えない」ことが当たり前になってしまうことによって、生産性が面白いように下がっていく。当然GDPが上がることもない。

気づいている人は「考えている」

日本人は、大多数がこういった「考えない」層であるが、もちろんきちんと「考えている」層も一定数は存在する。ただそれが欧米諸国と比較して非常に少ないというだけだ。

若者の中には、テレビなんて信じない!でもネットは信じる!という層がかなりいるだろう。だがこれは前述したとおり、「考えていない」ことと同義である。「考える」とは様々な情報に触れ、それを自分なりに解釈し、自身の知識として蓄えることだ。これが出来ている日本人はかなり少ない。

もちろんここまで言い出すと欧米諸国でもここまで考えている人はごく小数かもしれないが、少なくとも日本人のそれとは比べ物にならないくらい「考えて」いるだろう。だからそれが仕事の面でも数字として表れてくる。過労死という言葉が英語でも”KAROSHI”というのは、日本人の生産性の低さを如実に物語っているといっても過言ではないだろう。

残業しすぎ?「過労死」という言葉は、英語でも「KAROSHI」 | TRiPORT(トリポート)

まずなにはともあれ考えることから始めてみてはどうだろうか。

それだけで、今まで見えていなかったことが見えるようになるはずだ。

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